2025/05/24

Taiwan Today

外交

修道女と尼僧による国際シンポジウム、10/13-10/20に高雄で

2018/10/05
外交部は4日、ローマ法王庁諸宗教対話評議会と台湾の仏教団体「仏光山」が13日から20日まで、台湾南部・高雄市でカトリック教の修道女と仏教の尼僧による国際シンポジウムを開催することを明らかにした。世界16カ国から宗教関係者60名余りが参加する。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)は4日のニュースリリースで、ローマ法王庁諸宗教対話評議会(Pontifical Council for Interreligious Dialogue)と台湾の仏教団体である仏光山が今月13日から20日まで、台湾南部・高雄市でカトリック教の修道女と仏教の尼僧による国際シンポジウムを初開催すると発表した。世界16カ国から宗教関係者60名余りが参加する。諸宗教対話評議会のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット(H.E. Msgr. Miguel Angel Ayuso Guixot)次官やMsgr. Indunil J. Kodithuwakku K.次官補が招待を受けて出席する。外交部はこれを心より歓迎するとしている。
 
今回のシンポジウムのテーマは「観之以行、行之以観;比丘尼與修女的対話(2018 Active Contemplation and Contemplative Action: Buddhist and Christian Nuns in Dialogue)」で、宗教を越えた対話を通して、信仰の方法、信仰の実践と課題などについて意見を交わし、互いの理解を深めると共に、異なる宗教間の協調と団結の可能性について掘り下げた議論を行う。
 
台湾の宗教団体とローマ法王庁による宗教対話は、2017年に開催した「第24回船員司牧(海の使徒職)世界大会(XXIV World Congress of the Apostleship of the Sea)」、「第6回仏教徒-キリスト教徒対話国際シンポジウム」以来のこと。宗教対話のシンポジウム開催で再び協力することは、信仰の自由の促進に取り組む台湾の努力が認められたことを示すほか、台湾との協力・交流強化を重視するバチカンの立場を見て取ることができる。
 
10月にバチカンから台湾を訪れる来賓には、ローマ法王庁の人間開発のための部署(Dicastery for Promoting Integral Human Development)のメンバーであるBruno Ciceri神父、国際キリスト教海事協会(ICMA)のJason Zuidema事務局長、法王世界祈祷ネットワーク(Pope's Worldwide Prayer Network)の責任者であるFrederic Fornos神父などが含まれる。また、在ジュネーブのバチカン法王庁代表部の元代表、シルバーノ・トマシ大司教(Archbishop Silvano M. Tomasi)が招待を受けて、台湾北部・台北市で開催される2018年「全球健康論壇(2018 Global Health Forum in Taiwan、10月28日~29日開催)」に出席することになっている。これらはいずれも、台湾とバチカンとの交流が頻繁に行われ、双方の関係が依然緊密なことを示している。
 

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